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電気式超高速高圧成形機を本社テクニカルセンター内に常設し、立ち合いテストを開始

  • 2010年9月22日 新製品情報
  •  日精樹脂工業株式会社は、薄肉精密製品の成形用としての電気式超高速高圧射出成形機「NEX110-6EH」の販促活動の一環として、本社テクニカルセンター内に本成形機を常設、成形加工メーカー(モールダー)向けの成形に関する立ち合いテストを10月から開始します。

     この電気式超高速高圧射出成形機「NEX110-6EH」は、携帯電話などの筐体をはじめ、薄型導光板、薄肉メディアカード、狭ピッチコネクターなどの薄肉精密製品の専用機として4月から販売している型締力1100kN(110トン)タイプです。

     本機の発売以来、IT・情報通信機器関連のモールダーから、実際に本機を使用して材料や金型などの成形立ち合いテストを行いたいとの要望が多数寄せられていることから、日精では、このほど、本社テクニカルセンター内に本成形機を常設し、各種立ち合いテストを行うものです。

     なお、本機による立ち合いテストの申込みは、最寄りの各営業所・出張所まで。

    NEX110-6EHの最大特長:
    (1) 低イナーシャ(慣性)サーボモータを搭載した新開発の薄肉成形用超高速射出機構の採用により、射出速度を同クラス最高レベルの1000mm/sを実現するとともに、射出加速度を従来機の3.5倍に向上させ、さらに射出圧力を295MPa(3000kgf/cm2)に高圧化。
    (2) 型締機構は、NEX標準機で定評の「直圧的トグル」を実現した高剛性フラットクランプ型締装置をベースに、さらにダイプレートの剛性アップ。
    「直圧的トグル」とは、当社独自の設計により、ハイサイクル特性などトグル機構のメリットを活かしながら、「直圧式型締機構」に近い特性((1)常に安定した型締力を伝達、(2)金型の初期精度を長期にわたり維持、(3)優れた低圧型締性能=金型保護機能など)を満たした、金型にやさしいトグル式型締機構のことです。
    この「直圧的トグル」を実現する機能として、型締力自動補正機能や直圧式成形機と同じ感覚で型締力設定を変更できるダイレクト型締力設定を搭載しており、成形現場での作業の煩わしさを軽減させることができるとともに、金型や成形機に必要以上の負荷をかけることなく適正型締力成形を推進します。
    • NEX110-6EH
      NEX110-6EH
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