新着情報

中国の「DMP 2014」展に、最適生産を追求した成形機と成形技術を出展

  • 2014年11月14日 展示会情報
  •  日精樹脂工業(株)は、11月19日から22日まで、中国の東莞市で開催される「16th DMP Dongguan International Plastics, Packaging & Rubber Exhibition (DMP 2014)」に、3機種の成形機を出展し、成形工場における最適生産を追求した成形技術を提案します。
     今回、出展する機種は、ハイブリッド式竪型射出成形機「TNX100R18V」、小物精密部品専用電気式射出成形機「NEX30Ⅲ-1EN」、ハイブリッド式超小型射出成形機「HMX7-CN3」の3機種です。

    出展機種
    1. ハイブリッド式竪型射出成形機「TNX100R18V」
     本機は、Xポンプ搭載ハイブリッド式竪型射出成形機「TNXシリーズ」の型締力1026kN(100トン)のタイプで、自動車部品業種向けのインサート成形で高く評価されている本シリーズを中国市場で積極的にアピールします。
     会場では、自動車部品業種をターゲットとして、シュラウドのインサート成形を実演します。
     TNXシリーズは、省エネとハイレスポンスを実現する革新的なハイブリッドポンプシステム「Xポンプ」を搭載しており、型締力50トンのTNX50Rでは、油圧従来機に比べて消費電力を約70%、作動油量を約25%削減しました。
     型締機構は、ターンテーブルタイプ(回転)の直圧式型締装置を使用しており、「面圧均一性」をはじめ「型開閉の直進性」、「型締力の正確さ」、「型締精度維持能力」、「優れた金型保護機能」などトグル式に勝る性能を有しています。
     その他の特長は、
    ① 回転盤やエジェクタ動作はサーボモータ駆動とし、サイクル短縮を図るとともに、スムーズな機械動作と回転停止精度を実現しており、これにより、インサート成形時のワークのズレなどを防止します。
    ② 3本タイバーシャフトによるワイドなターンテーブルを搭載しており、製品の複雑形状に伴う金型の大型化やスライドコアを有する金型などに対応します。また、作業スペースも広く、金型取付やインサート成形の作業性・操作性が大幅に向上しているほか、ロボットなどによる自動化にもフレキシブルに対応できます。


    2. 小物精密部品専用電気式射出成形機「NEX30Ⅲ-1EN」
     本機は、当社の主力機種である電気式射出成形機「NEX-Ⅲシリーズ」をベースにした精密コネクタやレンズなどの小物精密部品専用仕様の型締力294kN(30トン)タイプ。
     会場では、小物精密部品向けの具体例として、携帯電話用撮像レンズの多数個(8個)取りを成形実演します。
     本機は、狭ピッチコネクタや光ピックアップレンズ、モバイル機器用カメラレンズなどの超精密電子部品や光学部品の高品質成形に対応するため、①型締スライド部にリニアガイドを使用した高精度型締機構、②コネクタ専用または光学専用アッセンブリー(スクリュ・加熱筒一式)、③2本引張り式のノズル移動装置などの専用仕様を搭載しています。
     NEX-Ⅲシリーズでは、高機能コントローラ「TACTⅣ」を搭載しており、画面の大型化や操作パネルの新設計、便利で使いやすい高付加価値ソフトの搭載により作業性・操作性が向上しているほか、品質・生産管理機能の強化を図っています。主な特長は、
    ① 操作パネルはフラットシートとし、シートスイッチ方式を採用。
    ② 画面は15インチLCDの縦長配置で、上下に2画面を表示できるなど、視認 性と操作性を大幅に向上。
    ③ 新機能の段取画面や設定器の説明表示機能などにより、金型取付から量産開始までの立上げ時間の短縮と、簡単・確実な操作を実現、など。
     このほか、①低イナーシャサーボモータの採用と当社独自の射出機構および制御により射出の高速・高応答・高圧化と加熱筒温度制御の最適化を図ることで、射出・可塑化の高精度化と成形領域の拡大を実現、②高精度計量制御(「プレパック」と「精密計量」のどちらか一方の制御モードを選択可能)により歩留まりの向上を実現、③ハイサイクル特性などのトグル機構のメリットを活かしながら、直圧式機構に近い特性を満たした「直圧的トグル」を実現。この機能として、自動運転中に金型などの温度上昇によって変化した型締力を自動的に補正する「型締力自動補正」機能や、自動運転中でも型締力の変更を可能とした「ダイレクト型締力設定」機能を標準装備しています。


    3. ハイブリッド式超小型射出成形機「HMX7-CN3」
     本機は、型締力69kN(7トン)のXポンプ搭載のハイブリッド式超小型射出成形機。
     会場では、小さな精密部品を小さなスペースで生産することをテーマに、0.4mmピッチコネクタの4個取りを成形実演します。
     日精樹脂は、国内における精密部品用成形機としての型締力1~19トン市場で、60%超のシェア(2013年国内実績)を有しており、中国市場でのこのクラスの需要を喚起する目的から、型締力7トンのハイブリッド式成形機を出展します。
     軽量・省スペースの本機は、設置場所を選ばず、キャスター付きのためどこにでも移動が可能で、試作用成形、少量成形から多量成形、組立てラインの中でのパーツフィーダーとしての利用など、幅広い用途に対応できる成形機。
     超小型機ながら、型締安全装置をはじめ、低圧型締、エジェクタ連続、自動パージ回路、スクリュ冷間起動防止回路など数多くの機能を標準装備しています。
     射出機構は、独自設計によるノズルやスクリュを使用した回転ラム式インラインスクリュ方式で、安定した可塑化・混練、色替え、材料替えに優れた効果を発揮するほか、回転トルクの伝達に無理がないため、低慣性力・低騒音などに優れた特長があります。また、汎用樹脂からエンジニアリングプラスチックなど高機能樹脂まで成形可能です。
     型締機構は、精密安定成形に定評のある直圧式で、無駄な動きのない直線運動によって一定の型締力で安定して型開閉動作を行うため、均一な金型加圧が得られ、長期にわたり機械精度を維持できます。
     専用コントローラ「NC21」は、設定し易いタッチパネル式の5.7インチ液晶表示。特長は、①15成形条件の内部記憶。②型位置、射出速度・圧力制御のデジタル設定。③加熱筒のリモート温度制御などです。

    当社ブースは、No.3D02。
    • TNX100R18V
      TNX100R18V
    • NEX30Ⅲ-1EN
      NEX30Ⅲ-1EN
  • 展示会情報一覧に戻る
ページトップへ