経営方針

株主・投資家の皆様へ

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 第65期(2020年4月1日から2021年3月31日まで)の業績と第66期(2021年4月1日から2022年3月31日まで)の見通しにつきましてご報告申し上げます。

第65期の概況

 当連結会計年度の業績につきましては、期中前半は新型コロナウイルスの世界規模での感染拡大により経済活動が鈍化いたしましたが、期中後半に経済活動の再開と、景気が緩やかに回復したことを受けて、売上高は416億4百万円(前年同期比7.2%増)となりました。製品別売上高につきましては、主力である射出成形機売上高が313億7千7百万円(前年同期比11.7%増)、営業部品売上高が60億3千5百万円(同12.8%増)となりましたが、周辺機器売上高が17億7千4百万円(同28.4%減)、金型等の売上高が24億1千7百万円(同16.1%減)と減少いたしました。
 利益面につきましては、NEGRI BOSSI S.P.A.グループを連結子会社化したことや主力である射出成形機の需要が緩やかに回復したこと等から、営業利益は11億4千5百万円(前年同期比4.1%増)となりましたが、経常利益は10億7千万円(同5.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億9千8百万円(同7.1%減)となりました。

第66期の見通し

 第66期につきましては、新型コロナウイルス感染再拡大に伴う経済低懸念および米中貿易摩擦の長期化等、当社グループを取り巻く経営環境は不透明ではあるものの、ワクチン接種の拡大に伴い、世界経済は徐々に景気が回復するものと予想されます。当社グループといたしましては、脱炭素社会の実現や環境対応素材の活用等の市場ニーズに応えるための計画的な開発と商品化や、成形条件作成等の自動化、保守管理のリモート化によるDX対応等、射出成形のデータコンテンツをもう一つの柱として位置付けられるよう強力に推進してまいります。具体的な施策は以下のとおりです。

  1. (1) セールス戦略
     海外現地法人等の新拠点を活用し、提案型営業やソリューションビジネスモデルを展開し顧客満足度の向上を図る。米国では販売拠点と生産拠点を統合し販売体制を強化する。IoT技術を活用したリモートメンテナンスサービスの実現、実施する。
  2. (2) 商品戦略
     中・長期ロードマップに基づく計画的な商品開発・研究開発を行い、市場投入を図る。ハイブリッドとN-SAPLIによる低圧成形・ダウンサイジング化の推進、次世代コントローラの上市とその準備を進める。
  3. (3) プロダクト戦略
     グローバルサプライチェーンの強化により、品質、コスト、納期対応の向上を図るとともに、各生産拠点での最適調達を実現し為替リスクの低減を図る。
  4. (4) コスト戦略
     グローバルサプライチェーンの強化により、海外生産拠点の現地調達率の向上や国内生産機への海外部品の活用を拡大することでコストダウンを図る。
  5. (5) サービス戦略
     ビフォアサービス、プリメンテナンスを強化、推進する。グローバルなサービスネットワークを構築し、サービスマンの適正配置と、海外ローカルスタッフの育成を強化する。
  6. (6) 人事戦略
     健康経営の促進を強化し、健康経営銘柄を目指す。海外社員へのトレーニングプログラムを確立するとともに、当社グループ内での人材交流を開始する。勤怠管理を徹底し、特に時間外労働については厳格に管理する。
  7. (7) リスク管理体制
     全社リスクを見直すとともに、全拠点のBCP策定・運用を進める。新収益認識基準、民法改正等へのリーガルリスクを把握し、適切に対応する。

 当社グループといたしましては、お客様および社会の要請に呼応した活動を実現実施し、プラスチックの利便性と環境調和を両立したモノづくりに主眼を置いたフューチャーデザイン2026の達成に向け、経営・営業・生産体制の強化を図ってまいる所存でありますので、株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和3年6月
代表取締役社長 依田 穂積
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