経営方針

株主・投資家の皆様へ

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 第63期(2018年4月1日から2019年3月31日まで)の業績と第64期(2019年4月1日から2020年3月31日まで)の見通しにつきまして、ここにご報告申し上げます。

第63期の概況

 当社グループが属する射出成形機業界では、アジア地域での需要が年度後半から鈍化しましたが、国内および米国等での需要が堅調であったことから、安定的に推移しました。
 当期においては、第61期を初年度とする第二次中期経営計画の最終年度であり、連結売上高455億円および連結営業利益34億円を目指して事業展開を図りました。その結果、連結売上高440億6千5百万円、連結営業利益35億1千万円となり連結売上高は目標値に届かなかったものの、連結営業利益は目標値を達成いたしました。
 当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前期比4.1%増の440億6千5百万円となりました。このうち国内売上高は160億6千3百万円(前期比7.2%増)、海外売上高は280億1百万円(同2.4%増)となり、海外売上比率につきましては63.5%(前期実績は64.6%)となりました。
 利益面におきましては、営業利益は35億1千万円(前期比13.1%増)、経常利益は35億9千3百万円(同7.1%増)となりました。
 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は25億8千9百万円(前期比75.4%増)となりました。

第64期の見通し

 第64期につきましては、米中貿易摩擦の長期化により世界経済の減速等の懸念材料があるものの、国内および米国を中心に需要は堅調に推移することが予想されます。このような状況の中、当社グループでは、長期的観点からの成長戦略や業績目標を見据え、2026年3月期を最終年度とする「フューチャーデザイン2026」の策定を進めると同時に第64期を初年度とする第三次中期経営計画を策定いたしました。中期経営計画初年度となる本年度としては、連結売上高445億円、連結営業利益36億円を目標に事業を進めてまいります。具体的な、施策は以下の通りです。

  1. (1) セールス戦略
     国内においては、各業界への戦略機種、大型機の拡販を強化いたします。海外におきましては、各展示会を通じて新たな成長市場へ、未開拓市場への積極的展開を図ってまいります。
  2. (2) 商品戦略
     お客様の要請を的確にとらえ、お客様が儲かる新商品・技術を提供してまいります。このため、成形機を情報ハブとした工場の稼動管理、ターンキーシステム販売等の拡販を図ってまいります。
  3. (3) プロダクト戦略
     グローバル調達、グローバルサプライチェーンの強化と商流見直し等により、安定的な生産体制の構築を図ります。また世界同一品質の実現のため生産技術および品質保証部門の人材力を高めて品質向上の技術指導を強化してまいります。
  4. (4) コスト戦略
     世界4極の工場の内製化を強化するとともに、グローバル調達によるコストダウンを推進いたします。既存の有形・無形固定資産の戦略的活用を図るとともに、部品点数削減、部品の共通化等による技術的コストダウンを推進してまいります。
  5. (5) サービス戦略
     グローバルなサービスネットワークの構築によりサービス力を強化いたします。部品販売とビフォアサービスを収益の柱と捉え、サービス販売を強化してまいります。
  6. (6) 人事戦略
     グローバルな人事労務管理と人事制度改革により労働生産性を向上させ、グローバルに対応できる人材育成を図ってまいります。
  7. (7) リスク管理体制
     グローバル化によるリスク拡大を想定したリスク管理体制を強化するため、グループ内で統一した子会社運営管理体制の強化と全拠点でのBCP、コンプライアンス、内部統制、法制度の体制を整備してまいります。

 グループの総力を挙げ、2026年を見据えた企業基盤の強化に努めてまいる所存でありますので、株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和元年6月
代表取締役社長 依田 穂積
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