長野県発の優れたブランドを選定・表彰する「信州ブランドアワード2021」(主催:信州ブランドフォーラム開催実行委員会)が開催され、「しあわせ信州」部門において、環境対応素材であるポリ乳酸(PLA)の射出成形技術に関する当社ブランド『N-PLAjet』が大賞を受賞しました。

世界的に持続可能な脱炭素社会に向けた取組みが始動しつつある中、長野県においても2050年のゼロカーボンを目指して「ゼロカーボン戦略」が策定されたことから、『ゼロカーボンを意識した商品・サービス』をテーマにブランドの選定が行われ、当社は1990年代より環境対応素材である生分解性樹脂の利用技術・応用技術の研究開発に継続的に取り組んでおり、その実用化技術を「N-PLAjet」としてPLA専用の射出成形システム・成形技術をターンキーで提供しています。

植物由来で生分解性を有するPLAは、石油系のプラスチックに代わる素材として最も有望視されていますが、成形性の課題(金型内での流動性・離型性が悪い、耐熱温度が低いこと等)に対し、当社はらPLAの普及に向けた射出成形技術や専用成形システムの開発を早期より取組んでいます。様々な技術開発により現在では120℃までの耐熱用途向け、グラスなどの薄肉透明用途向け、木粉(長野県内の間伐材を有効利用)とPLAとのコンポジット材料成形、PLAの2色成形などを実用化している点など、高く評価され大賞を受賞することができました。

今回受賞した当社紹介が主催者サイトにて行われており、以下リンクのyoutube視聴が可能なため、当社情報をぜひ動画でもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=PlNrGCD3WZg&t=32s

当社は、今後もPLAを中心とした環境対応素材の更なる用途開拓と普及に取り組み、資源循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。