狭く、深く、そして広く
当社は、1947年の創業以来、射出成形という狭い分野に特化し、専門的により深く追求し、その利用技術の裾野を広め応用していくこと=『狭く、深く、そして広く』をモットーに、射出成形機を中心に、金型、成形支援システム、成形加工技術などの技術開発に取り組んでまいりました。市場がグローバル化し、お客様のニーズが多様化する今日にあっても、成形現場が原点であるという本質を忘れることなく、創業以来蓄積してきた独自の技術力によって、お客様が抱える個々の課題を共に解決するべく、One-to-Oneのご提案を行っております。
これからも、豊かな暮らしと産業社会のお役に立つ技術開発と、地球環境との調和を目指した価値あるモノづくりを追求してまいります。
今後とも、皆さま方のより一層のご支援をお願い申し上げます。
最大の使命は、お客様の生産性向上と
利益の拡大に貢献すること
私は2001年に当社の代表取締役社長に就任し、現在まで足掛け22年、当社グループの運営を担ってきました。経営に当たって最も重視してきたことは、単に高性能な機械を生産するだけでなく、プラスチックの製造方法、成形方法を革新し、お客様の生産性の飛躍的向上に寄与するということでした。私たちはそれを「成形の理(ことわり)」と呼んでいます。絶えざるイノベーションを通じて成形の在り方を刷新し、お客様の利益拡大に貢献することこそ、当社グループの使命であり、同時に強みでもあると認識しています。日々のグループ運営に際しては、技術開発型の企業として売上高、営業利益率、ROE、ROAといった一般的な財務指標以上に、全世界の販売拠点から毎週上がってくる案件数、引き合い件数、成約率といった将来の収益に帰結する活動指標を重視しています。また顧客満足度を推測する手段として、新規案件の獲得状況やリピート契約数の推移を注視し、常にお客様の立場で事業戦略や各種施策を策定・実行するよう努めています。
代表取締役社長依田 穂積