- 日精樹脂工業株式会社は、このほど、射出成形に関するあらゆる技術・知識を習得するための技能研修機関「日精スクール」の2011年度(2011年4月~2012年3月)研修スケジュールを決定、2月から受講受け付けを開始します。
日精樹脂では、今回、受講者本位に立ってスクール内容の見直しを図りました。
1. 参加しやくするため、海外研修を除くすべての受講コースを平日の5日間に統一しました。
2. 成形の入門、初級、中級の各コースについては、受講者が自分に適したコースを選べるよう研修内容をより明確化しました。
具体的な内容:
(1) 成形入門コースでは、従来に比べて、成形実習時間を増やし、金型、材料、周辺機器等の講義を加えました。しかも研修回数をこれまでの年間4回から10回に増やしました。射出成形・射出成形機操作経験がない方のコースです。
(2) 成形初級コースでは、金型の脱着、射出成形機の操作、成形経験が少しある方(成形入門コース修了者)を対象としました。従来の初級コースから初心者向け内容を省き、成形実習・成形不良対策について講習を行います。
(3) 成形中級コースでは、成形条件出しができる、あるいは成形条件出しを行っている方(成形初級コース修了者)を対象としました。従来コースより、成形実習時間を増やし、中級コース参加者として必要な金型・材料の講義も加えました。
3. 2010年度は金型設計入門コースの受講申込みが多く、急遽同コースを追加したことから、2011年度は回数を1回から3回に増やしました。
4. 成形入門・初級・中級を連続して受講することもできるように研修スケジュールを設定しました。
2011年度のスクールは、4月11日からの成形入門(電気式)コースにはじまり2012年3月26日からの保守管理入門コースまでの計32回。
コースの内訳は、成形入門コース[5日間]10回(電気式7回、油圧式3回)、成形初級コース[5日間]10回、成形中級コース[5日間]6回(電気式3回、油圧式3回)、保守管理入門コース[5日間]2回、金型設計入門コース[5日間]3回、海外研修コース[10日間]1回となっています。
また、国内だけでなく、海外拠点主催の日精スクールも、アメリカ(ロサンゼルス、シカゴ、ニュージャージー)、中国(太倉、シンセン)、タイでそれぞれ定期的に開講しており、日系進出メーカーやローカルメーカーにも好評です。
現在行われている2010年度国内開講の日精スクールは、本年3月までの受講者総数は300名程度となる見込みです。
1968年、業界の先駆けとして設立された日精スクールは、プラスチック成形品製造業をはじめ、材料メーカー、商社、学生、外国人留学生など、約35,800名(海外日精スクールの受講者を除く)の卒業生を輩出しており、射出成形の技術革新に即応したカリキュラムは、プラスチックス射出成形分野のエキスパートを育成する専門機関として評価されると共に、業界において完全に定着しています。
【受講料】 2011年度(2011年4月~2012年3月)
①受講料・宿泊費・食費(宿泊の場合) ②受講料・食費(通いの場合)
成形入門コース ①84,000円 ②58,800円
成形初級コース ①84,000円 ②58,800円
成形中級コース ①94,500円 ②69,300円
保守管理入門コース ①94,500円 ②69,300円
金型設計入門コース ①105,000円 ②79,800円
海外研修コース ①144,900円 ② -
※ 受講料にはテキスト代(市販テキストは有料)、実習教材費が含まれています。
※ 交通費は各自でご負担願います。また実習用作業服・安全靴は各自で持参してください。
※ 料金はいずれも消費税込みの金額です。
※ 日曜日の食事は含まれておりません。また、通いの場合の食事は昼食のみです。
スクールの受講申込みや空き状況の確認は、当社ホームページの
「日精スクール」 http://www.nisseijushi.co.jp/school/index.htm にアクセスください。
電話での問い合わせは、日精スクール(電話・0268-82-8708)まで。

2010年度日精スクールの実習風景